初診の方もご利用可能
受付・予約
現在の待ち状況を確認
初診も再診も
受付・予約
現在の
待ち状況
を確認
あざには、赤あざ・青あざ・茶あざ・黒あざなど様々なタイプがあり、生まれつきの先天性あざと後天性あざに分けられます。種類、出現部位、性別、年齢によって、経過や治療法は大きく異なります。
当院では、主にしみや青あざの治療を目的に開発されたQスイッチ・YAGレーザーを中心に、高い効果と安全性を両立した治療を行っています。レーザー治療を実施する時期や使用する機種、治療の実施の判断に至るまで、一人ひとりの状態に合わせた最適な選択を大切にしています。
赤あざは、皮膚内の血管が拡大や増殖などの異常により生じ、いちご状血管腫、単純性血管腫、サーモンパッチ、毛細血管拡張症などのタイプに分類されます。基本的にはレーザー治療が中心ですが、あざの部位や大きさに応じて内服治療や手術を選択する場合もあります。
乳児血管腫は、外観がいちごのように赤く盛り上がった血管腫で、生後まもなく発生し、1歳前後まで大きくなった後、7歳頃には自然消失するケースが多いです。しかし、自然消失を待つと消えた後に赤みや瘢痕が残ることが多いため、美しく治すために早期のレーザー治療が推奨されます。
色素レーザーが効果的で、3ヶ月ごとに2~7回程度の治療を行います。レーザー治療は保険適用が認められており、盛り上がりが強い、大きさが目立つ、急激に増大する、または目や口、耳の周辺など合併症のリスクが懸念される場合には、入院して内服治療を併用することもあります。
単純性血管腫は、生後すぐに見られる平坦なピンクから赤色のあざで、顔面に多く発生しますが、体のどこにでも現れる可能性があります。ほとんどは自然消失しないため、治療は早期開始が有効で、成長とともに腫瘤状に膨らむものもあります。さらに、額や唇の中央にできるサーモンパッチ(1~3歳で自然消失する場合もある)や、首の後ろに現れるウンナ母斑(自然には消えませんが、年齢とともに髪で隠れることが多い)といったタイプもあり、目立つ場合には治療が行われます。
こちらも色素レーザーが効果的で、3ヶ月ごとに1~10回程度の治療を実施し、保険適用の範囲内で治療が進められています。
青あざは、メラニン色素を含む細胞が皮膚の深い層(真皮)に存在するために青く見えることから、このように呼ばれます。かつては治療が難しいとされていましたが、近年の医療技術の進歩により、改善が期待できるケースが増えています。代表的な青あざには、異所性蒙古斑、太田母斑、後天性太田母斑などがあります。
赤ちゃんのお尻にできる青いあざとして知られる蒙古斑は、通常、小学校低学年頃までに自然に消失します。しかし、約3〜4%のケースでは成人になっても残ることがあり、特にお尻以外の手足、顔、胸、お腹などに現れるものは「異所性蒙古斑」と呼ばれます。これらは消えにくく、目立つ場合は治療を検討します。異所性蒙古斑の治療は保険適用となります。成長とともに治療効果が低下するため、早期の治療開始が推奨されます。赤ちゃんでも治療を受けることが可能です。
自然に薄くなることもありますが、色が濃いものは成人後も残る可能性があるため、乳児期からQスイッチレーザーによる治療を行います。
太田母斑は、額や顔の上部、眼球などに見られる青あざで、通常は顔の片側に現れますが、まれに両側にできることもあります。
この疾患は、太田正雄医師によって世界で初めて報告されました。表皮基底層にあるメラノサイト(色素細胞)が真皮層に増加することで発生します。出生時には見られず、生後間もなくまたは思春期に出現し、自然に消えることはありません。思春期になると色が濃くなったり、新たな色素斑が生じることがあります。太田母斑の治療は保険適用となります。
3ヶ月ごとにレーザー治療を行い、あざの色を徐々に薄くしていきます。治療の際は、塗り薬や貼り薬による麻酔を施します。通常、5回程度のレーザー治療が目安ですが、状態によっては10回以上必要になる場合もあります。治療の過程で、一時的に色が濃くなったり、部分的に白く色が抜けたりすることがありますが、根気よく続けることで徐々に肌になじんでいきます。最終的に、大人になったときに気にならない状態を目指します。
この疾患は名前が難しいですが、中年以降に発症するもので、シミやそばかすと思っていたものが、実は両側性遅発性太田母斑様色素斑であったというケースもあります。
思春期ごろから、両頬や額の左右両端を中心に、薄茶色や灰色っぽい斑点が増え、徐々に色が濃くなっていきます。
太田母斑と同様に、根気よくレーザー治療を継続することで、徐々にあざが薄くなっていきます。大人になってから発症するあざであるため、仕事や生活への影響を最小限に抑えるために、ダウンタイム(治療後の回復期間)を考慮しながら治療を進めることが重要です。
黒あざは、メラニン色素が真皮内で増殖することで生じる色素異常です。小さなものは「ほくろ」として知られていますが、大きなものでは体の広範囲に及ぶ「巨大色素性母斑」と呼ばれる黒あざもあります。発生時期は、生まれつきのものから、生後しばらくしてから現れるものまでさまざまです。特に、中型から大型の黒あざは悪性化のリスクがあるため、注意が必要です。
まず、ダーモスコピー(皮膚拡大鏡)を用いて黒あざの性質を詳しく観察し、悪性の可能性がないか慎重に判断します。
良性の黒あざの場合、保険適用のレーザー治療または局所麻酔による日帰り手術を行います。当院では、多くの患者さまが手術を受けており、豊富な手術経験があります。
一方で、悪性の疑いがある場合は、まず組織の一部を採取する「組織生検」を実施し、その結果に基づいて適切な治療方針を決定します。必要に応じて、大学病院への紹介も行います。